春のポカポカ陽気から、少しずつジメジメとした梅雨、そして夏へと向かっていく季節の変わり目です。最近は気温も上がってきて、少し動いただけで汗ばむことも増えたんじゃないでしょうか?これからの季節、とにかく「水分補給」が健康の鍵になってきますから、ラジオの前の皆さんも、ぜひお気に入りのお茶や手元のお水を一口飲んでから、リラックスして聞いてくださいね。
さて、今日のハッピーラジオ、テーマはこちらです。 「健康診断で『尿潜血』が出た!これってヤバいの?」
春の健康診断の結果が手元に届いて、「あれ?おしっこに血が混じってるって書かれてる…見た目は普通だし、全然痛くもないのに…ひょっとして、がん!?」なんて、夜も眠れないほど不安になっている方、いらっしゃいませんか?
今日はそんな皆さんの不安を、泌尿器科専門医のバナナ先生がスッキリと吹き飛ばします!どんな尿潜血なら様子を見てよくて、どんな時にすぐ病院に行くべきか、その「決定的な違い」を分かりやすくお話ししますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
【本編】
実は先日も、私のクリニックに50代の男性が顔面蒼白で駆け込んできたんですよ。「先生、健診で尿潜血が出て…もう自分は膀胱がんかもしれないです」って。詳しく検査をしてみると、疲労による一時的なもので全く問題がなくて。「もっと早く相談に来ればよかった!」と涙ぐんで安心されて帰られました。
「血」という文字を見ると、誰だって怖いですよね。でも、まず結論から言わせてください。健診で「尿潜血」が出たからといって、いきなり絶望して一人で抱え込むのは、絶対にやめてください!すぐに慌てる必要はありません。
「えっ、血が出てるのに大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、特に50代以降の男性であれば、尿潜血で引っかかる人は決して珍しくないんですよ。あなたが不摂生をしたせいでもありません。
では、なぜ目で見てもおしっこは普通の色なのに「血が混じっている」と言われるのか? これを分かりやすく説明しますね。実は、健診の尿検査って「めちゃくちゃ性能の良いセンサー」なんです。コップ1杯のおしっこに、針の先ほどのほんのわずかな血が混じっただけでも、「ピー!」と反応してしまうんです。
おしっこは、血液のフィルターである「腎臓」で作られて、「尿管」「膀胱」「尿道」というパイプを通って体の外に出てきます。このパイプのどこかで、激しい運動をした後や、水分不足、寝不足、風邪気味なだけでも、ほんの少し負担がかかると尿潜血はプラスになるんです。
例えるなら、家の火災報知器が、お料理中のちょっとした煙に過敏に反応して鳴ってしまったような状態ですね。だから、「痛みも違和感もないのに異常と言われた」というのは、ごく自然なことなんです。
ただし!「じゃあ全部放置して様子見でいいんだね!」というわけではありません。ここからは、原因を2つのルートに分けて解説しますね。
1つ目は、「腎臓(フィルター)」そのものに原因がある場合です。 お手元の健診結果表を見てください。「尿潜血」と一緒に「尿たんぱく」もプラスになっていませんか?この「尿潜血+尿たんぱく」のダブルパンチが出ている時は要注意です!腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれていて、初期は全く痛みがありません。毎年「今年もプラスだな〜」と放置していると、気づいた時には腎臓の機能が落ちてしまっていることがあるので、この場合は一度病院に来てくださいね。
2つ目は、「尿路(パイプ)」に原因がある場合です。 最近、「おしっこをする時にちょっとチクッとする」「おしっこが近い、残尿感がある」といった違和感はありませんか?この場合は、石が詰まる「尿管結石」や、前立腺肥大、膀胱炎などの可能性があります。「もう年だからおしっこが近いのは仕方ない」なんて諦めないでくださいね。適切な治療で劇的にハッピーな毎日に変わりますから!
では、健診で尿潜血と言われたらどうすればいいのか?バナナ先生からの「正しい対策3本柱」をお伝えします。

- 対策1:まずは「前回の結果」と見比べること。 数年間ずっと「尿潜血(+)」だけで他に何も症状がないなら、体質的なもので安定している証拠でもあります。でも「急に悪化した」「今年から尿たんぱくも出た」という変化があったら受診のサインです。
- 対策2:水分をしっかり摂ること。 尿が濃くなると検査で陽性になりやすいですし、結石の予防にもなります。1日1.5リットルから2リットルのお水をこまめに飲む習慣をつけてください。これからの季節、特に大切ですよ!
- 対策3:ここが今日一番のポイント。【痛みのない血尿は絶対に放置しない】
健診のミクロの血ではなく、「目で見て明らかに赤いおしっこ」が出たのに、痛みが全くない場合。これは一番危険なサインです。「痛みのない血尿」は膀胱がんの可能性を疑う必要があります。特に50歳以上で、タバコを吸う習慣がある方は要注意です。「1回赤かったけど、翌日は普通に戻ったから治ったわ」と自己判断するのが一番危険です。がんは自然には消えません。この場合は、明日すぐに泌尿器科に来てください。
「でも先生、やっぱり泌尿器科に行くのは下半身のことだし恥ずかしい…待合室で知り合いに会うのも嫌だ…」 そう思っている方、お気持ち痛いほど分かります。そんな方に強くおすすめしたいのが、当院でも行っている「オンライン診療」です。 スマホ1つあれば、ご自宅や車の中から、誰にも顔を合わせずに私と診察ができます。お薬もプライバシーに配慮した梱包でポストに届きます。
私たち「思いやり」のスタッフ一同は、患者様が抱える不安を少しでも軽くしたいと心から願っています。皆さんの不安や悩みは、私が全部ドーンと受け止めます!だから、どうか一人で抱え込まずに頼ってくださいね。
【エンディング】
さて、あっという間にお別れの時間です。 今日のポイントをまとめますと、健診の「尿潜血」はセンサーが敏感に反応しているだけのケースが多いので、過剰に怖がる必要はありません。ただし、「尿たんぱくも出ている」「違和感がある」「目で見て赤い血尿が出た」という場合は、迷わずプロを頼ってくださいね、ということでした。
リスナーの皆さんが明日から実践できる小さな一歩として、まずは「今日からコップ1杯、いつもより多めにお水を飲む」ことから始めてみましょう!体が潤えば、心も潤いますよ。
「もう年だから」「恥ずかしいから」と諦めず、不安なことがあればいつでもバナナ先生に会いに来てください。その一歩で、不安で曇っていた表情がみるみる明るく、ハッピーになっていくはずです!
それでは、明日からの新しい1週間も、笑顔と思いやりがあふれる素晴らしい毎日になりますように! お相手は、バナナ先生こと、窪田徹矢でした。また次回お会いしましょう!バイバーイ!
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