みなさんこんにちは!
バナナ先生こと、くぼたクリニック松戸五香院長の窪田徹矢です。
さて今日はですね…ちょっと“ドキッ”とする、でも“知っておくと人生レベルで自分を守れる”大切な話をします。
最近ニュースで聞きませんか?
日本で梅毒がものすごい勢いで増えている、というあの話。
東京都だけで2024年は3700人を超えて、過去最多。
これはもう「他人事」じゃなくて、すぐ隣にいる誰かが感染しているレベルになってきています。
もちろん、コンドームはすごく大事。でも現場では、
「ついそのまま…」
「途中で外れちゃった…」
そんなこと、普通に起きるんですよね。
そこで今日紹介するのが……
**性行為のあとに飲むだけで、梅毒やクラミジアのリスクを大きく下げる“新しい予防法”『ドキシペップ』**です。
アメリカCDCも正式に推奨し始めた、世界中で今いちばん注目されている性感染症予防の切り札。
今日はその全貌を、ラジオで分かりやすくお届けします。
さあ、ここからが本題です。
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■ 第1章:ドキシペップとは?
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ドキシペップとは、
“性行為のあとに飲む、細菌性性病の予防薬” です。
「アフターピルの性感染症版」
と言うと、かなりイメージしやすい人も多いと思います。
正式名称は
ドキシサイクリン・ポストエクスポージャー・プロフィラクシス。
つまり「リスクがあったあとに飲むお薬」。
やることは本当にシンプル。
性行為のあと、できれば24時間以内、遅くとも72時間以内に、ドキシサイクリン200mgを1回飲むだけ。
毎日飲む必要はありません。
“必要な時だけ使う”という、非常に現実的で負担の少ない予防法です。
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■ 第2章:驚くべき予防効果
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「いやいや、本当に効くの?」
そう思いますよね。
実は、めちゃくちゃ効くんです。
アメリカの大規模臨床試験で明らかになった数字はこうです:
●クラミジア → 70〜80%減
●梅毒 → 70〜80%減
飲むだけでこの効果。
これは本当に革命です。
一方で、正直に言うと、
●淋菌(淋病) → 約50%減
これは耐性菌の問題があるからです。
つまり、
「ドキシペップを飲めばすべて安心」ではない
というのは、しっかり覚えておいてください。
そしてもうひとつ、とても大事な点。
この薬は“細菌”にしか効きません。
HIV
B型肝炎
ヘルペス
尖圭コンジローマ(HPV)
これらの“ウイルス系”には無効です。
ですから、HIVの予防には「PrEP(プレップ)」、
HPVにはワクチン、
そういう“複数の予防策を組み合わせる”ことが大事なんですね。
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■ 第3章:安全性・副作用・耐性菌
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メリットだけでなく、リスクもしっかり話します。
副作用としてよくあるのは:
● 胃のムカムカ
空腹で飲むと起きやすいです。
多めの水と一緒に飲んで、30分は横にならないこと。
● 光線過敏症
少し日焼けしやすくなることがあります。
海や日焼けサロンは注意。
● 耐性菌
これが今、世界中の医師が議論しているポイントです。
「使いすぎると菌が強くなってしまうのでは?」
という懸念ですね。
ただ、CDCは現時点で
“メリットがリスクを上回る”
としています。
だからこそ重要なのは、
必要な人が、必要なときにだけ使う
というルール。
そしてもう一つ大切なのが、
3ヶ月に1回の定期検査を必ず受けること。
感染していても本人が気づかないケースは多いので、
ドキシペップは“検査とセット”で使うものだと思ってください。
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■ 第4章:くぼたクリニックでの受診方法
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さて、このドキシペップ、どこで手に入るのか?
実はまだ日本では保険適用がなく、
扱っているクリニックも少ないんです。
だから、
「近くにない」
「忙しくて行けない」
「顔を見られたくない」
そういう声がすごく多い。
そこで、当院では
オンライン診療で全国対応
を始めました!
手順は簡単:
1)URL参照 デジスマアプリをダウンロード
2)ビデオ診察予約
3)スマホで診察
4)問題なければ薬を全国へ配送
もちろん、品名が分からないようにしてお届けします。
北海道でも沖縄でも離島でもOK。
完全にプライバシーを守りながら受け取れる仕組みになっています。
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■ 第5章:どんな人におすすめ?
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CDCや世界的なガイドラインでは、
● 過去1年で性病にかかった人
● パートナーが不特定多数の人
● MSMの方
● 性風俗に従事している、または利用する方
● 性行動が活発な人
こういった方が推奨対象になっています。
“保険のように、持っておくことで安心できる”
そんな役割を果たすことができるんです。
性感染症は、恥ずかしいことではありません。
交通事故と同じで、「誰にでも起こり得ること」。
だからこそ、
知識と準備で守ることができる病気
なんですね。
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■ エンディング
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「自分にも必要かもしれない」
そう感じた方、まずは気軽に相談してください。
オンライン診療リンクは、この放送ページに載せています。
当院ではドキシペップだけでなく、
ED・AGA・ダイエット薬なども
全国オンラインに対応しています。
“男性の悩みも、女性の悩みも、性の悩みも”
なんでも受け止めるクリニックです。
今日は
性行為後に飲む性感染症予防薬・ドキシペップ
についてお話ししました。
少し勇気のいるテーマかもしれませんが、
知っておくことで未来が大きく変わります。
それではまた次回お会いしましょう!
バナナ先生こと、窪田徹矢でした!

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