頻尿とは?現役泌尿器科医が解説!

【頻尿とは?現役泌尿器科医が解説!】

おしっこが近くて困る。医学的には頻尿と言う状態です。

では頻尿とは1日何回以上行くことを頻尿と言うでしょうか?

朝起きてから夜寝るまでに8回以上尿に行くことを頻尿といいます。

そして皆さんが困る、夜間頻尿つまり夜寝てから朝起きるまでなお、

夜間頻尿に関しては1回以上行けば夜間頻尿と言う定義になります 。

じゃあ1日8回以上行けば私は病気なのと言う質問をよく受けますが、

頻尿と言うのはあくまでも定義であって、頻尿自体が病気と言うわけではありません。

もちろんたくさん水分をとれば、その分トイレに行くのは当たり前ですから、

それは病気というかただの水分の取りすぎと言う状態になります。

ですので頻尿=病気と言うわけではありません、

皆さんおしっこが近くて熱があったときはどのような病気を考えるでしょうか?

排尿症状とは頻尿や排尿痛、残尿感などを感じるものです。

さらに、これに発熱をきたしたと言う場合は、

尿路いわゆる腎臓や前立腺、また、

精巣上体炎などに感染が起きている可能性があります。

よく膀胱炎とかになってるんですか?と聞かれますが、

基本的には膀胱炎で熱が出る事はありません。

ではトイレが近くて熱があった場合は何の病気を考えるのでしょうか?

まず女性の場合は第一に考えたいのは腎盂腎炎です。

腎盂腎炎とは膣や尿道から細菌が侵入し、膀胱炎、

それをさらに 尿管をさかのぼって、腎臓まで炎症を起こしてしまう病気です。

膀胱炎のように頻尿や排尿痛、残尿感などを生じますが、

さらに発熱や背部痛、全身倦怠感などが出たり、嘔吐などの消化器症状が

出ることもあります。治療としましては、軽症の場合は抗生物質の飲み薬で治療しますが、

発熱が連日続き、脱水、食欲不振などがある場合は、点滴等が必要になってきます。

さらに重症の場合は入院が必要です。

また、男性の場合は膀胱炎になる手前に前立腺がありますので、

前立腺の炎症を起こしている可能性があります。病気としては前立腺炎と呼ばれます。

これは、直腸などにある大腸菌が尿道からはい前立腺に入って炎症起こす病気です。

男性が腎盂炎になる事は非常に稀で尿管結石などの合併症がある可能性があります。

前立腺炎は膀胱炎と同様に、排尿痛や頻尿、残尿感や排尿困難などが起きたり、

さらに、発熱や全身倦怠感が出ることがあります、

まずは尿検査をして尿が汚れているかどうかを確認します。

治療としましては、軽症の場合は飲み薬の抗生剤を飲んでいただきますが、

重症の場合、食欲不振や脱水、発熱が断続的に続く場合は、

点滴治療場合により入院治療が必要になってきます。

つまり、頻尿と発熱は重症になる可能性が高いですので、早めに医療機関を

受診していただければと思います

現在は発熱、患者様は医療機関で受け入れられることが難しい場合もありますので、

熱が出ている場合はあらかじめご自身の抗原検査などをしていただき、

陰性を確認した上でお電話などで受診状況を確認してから受診していただければと思います。

もちろん、頻尿の原因の中には、様々な疾患の可能性がありますが、

頻尿だから病気と端的に決める事はありません。

ですので、まずトイレが何回も言って近い、

つまり頻尿であると言うときには、それが病的なものなのか?

もしくはある程度致し方がないことなのかというの判断する必要があります。

くぼたクリニックでは全国どこからでもオンライン診療やっていますので、

いつでもご相談くださいね。

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【くぼたクリニック松戸五香】が、

この度2023年4月1日に五香駅前徒歩1分旧みずほ銀行跡地に移転させて頂くことになりました。

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